インターペット誕生の秘話 【柏木 克哉】

名前
柏木 克哉(かしわぎ かつや)
所属組織
メッセフランクフルト ジャパン(株)
役職
インターペット広報担当
年齢
57歳
名前
ビンゴ
犬種
フラッティ
生年月日
2002年10月30日(2012年11月お空へ)
性別
男の子
好きなこと
食べること
名前
ドリム
犬種
ゴールデンドゥードル
生年月日
2013年2月11日
性別
男の子
好きなこと
遊ぶこと

ごあいさつ

「笑っていぬとも」のオープン、本当におめでとうございます!
って、大事な第一回記念なのに、僕でよろしいんでしょうか・・・?
まあ、愛犬家には違いありませんので、それでは、謹んでお受けします(笑)まず、簡単に自己紹介を。
大学出てからしばらくは、身の程もわきまえず役者になることを夢見て、結構な年齢まで小さな劇団を主宰して、役者をやっていました。
ご想像通り、世の中そうそう上手くはいかず、借金を苦に劇団を解散し、そこから紆余曲折あって今の会社に潜り込みました。
それからもう20年・・・ウチの会社は展示会の企画・主催・運営をする会社で、インテリアやビューティ系のビジネス展示会を中心に、東京ビッグサイトなどで開催をしています。
僕も2014年まではバリバリの企画・営業マンでしたが、それ以降は会社が主催する展示会の広報を担当し、余生を(?)楽しんでいる状況です。
と、いう訳で、僕はペット業界の人間ではないんです・・・じゃあ、何でここにお前が出てくる!?と言われそうなので、ワンちゃんの話しますね。
実は僕は、犬が大の苦手でした。
犬を飼っている家の周りには近づかず、犬の散歩を見つければ遠回りをする。
これが僕でした。僕がまだ子供だった遥か昔は、野良犬も多かったので、何度も追いかけられたり噛まれそうになったり、それがトラウマになったんだと思います。
親にも「オバQ」という、当時はやった犬嫌いのオバケが主役のアニメキャラクターのニックネームで呼ばれたりして。
大人になってからも、太宰治の「畜犬談」を読んで、一人で共感していました。

ペット業界に入るきっかけ


じゃあ、やっぱり何でここにお前がでてくる!??と、今度は怒られそうですね。
今から話すので、もうちょっとお付き合いください。
ウチの夫婦は残念ながら子宝に恵まれませんでした。
なので、よくある話ですが、お互い40歳を超え、会話も途切れがちな乾いた(汗)夫婦生活を送っていました。
そんな時、カミさんが僕に恐ろしい頼みごとをしてきたんです。「ワンちゃんが、飼いたい!」。頼みを断った場合のカミさんが怖いか、ワンちゃんが怖いか、究極の選択でしたが、結果は分かり切っていたので、清水の舞台から飛び降りる覚悟でワンちゃんを迎えることにしました。
それが、初代のフラットコーテッドレトリバーの「ビンゴ」です。
ウチに来たときはまだ生後3ヶ月くらいでしたか、黒くて、愛嬌があって、ちょっと臆病で・・・この子が、ウチの夫婦に笑顔とぬくもり、生き甲斐をあたえてくれただけでなく、僕自身の人生に大事なターニングポイントを与えてくれるとは、当時は全く想像もできませんでした。
犬が苦手な人間が、あっという間に過保護な親バカに変身してしまった僕の姿は、皆さんにとって想像に難くないでしょう。
ビンゴの純粋さ健気さに、会った瞬間に悩殺されてしまったのです。
飼育経験者のカミさんの見よう見まねで、ごはんをあげたり、ウンチやおしっこを処理したり、散歩をしたり・・・僕が家にいるときは、ず~っとビンゴを追いかけまわしていたように記憶しています。
でもここで、大きな問題が。
カミさんが実家の母親の看病のため、しばらく生まれ故郷の鹿児島に帰省しなければならなくなったのです!
そこからが、僕の育児ノイローゼの始まりでした。
朝晩の散歩はともかく、会社にいれば気になる、家に帰れば留守中どうしていたか気になる、車で一緒にどこかに行こうとしても、どう乗せていいか分からない、家の中をどうアレンジすれば安全なのかも分からない・・・正直ペットショップに行っても動物病院に行っても、断片的なヒントしか得られませんでした。
数ヶ月後、カミさんが戻って来て、またもとの楽しい犬バカ生活に戻ることができましたが、この時期に感じた事は、僕の心にずぅっと引っかかっていました。

インターペットを生み出したきっかけであるビンゴくん


ビンゴが6歳のある日、前足を引きずっていたので、病院で精密検査を受けさせました。
結果は、血液の癌。余命1ヶ月との診断を受けてしまいました。
カミさんも僕も、ビンゴとの幸せ絶頂期に受けた宣告でしたので、とても受け容れることができません。
今までと同じようにビンゴに接し、同じように生活するしかなくて。でも、今になって振り返ってみると、それが良かったのかもしれません。
ビンゴも、抗ガン剤治療をしながらも、普段通りお散歩、遊び、旅行にもシッポを大きく振って付き合ってくれ、動物病院でも、癌の専門医の先生との出会いがあり、そのうち本当に、普通の生活に戻って行きました。
そんな中、何かビンゴとの決定的な思い出を作りたい!と思った僕は、カミさんが里帰り中に感じた事を思い出し、展示会を生業とする自分の職業と重ね合わせました。
絶対、僕と同じような思いをしている人たちも多いはず、そんな人たちの「痒いところに手が届く」ような、徹底して飼い主目線の展示会ができないか、ペットを迎えたら、あれができない、これができない、ではなく、ペットがいるからこそできるこんなこと、あんなこと、を伝える展示会ができないか?
それからと言うもの、必死の市場調査、色々な人たち、特にペットフード協会の当時の会長の越村さんとの出会いを経て、とうとう2011年の夏、幕張メッセで『インターペット~人とペットの豊かな暮らしフェア~』の開催が実現したのです!
その時の事は、緊張が極限状態で、ほとんど記憶にありません。
覚えているのは、来場者の笑顔と、カミさんと元気に遊びに来てくれたビンゴの、嬉しそうに大きく振ってくれたシッポ、だけです。
今、展示会業界で、どれだけの老若男女が働いているのか、僕はわかりませんが、少なくとも、自分で企画した展示会が、成功裡に立ち上がり、その後も順調に開催を重ねている、と言う実績を残せるのは、本当に一握りの人たちなんです。
ビンゴは、役者の一握りになれなかった僕を、展示会業界の一握り、にしてくれちゃいました。

最後に一言お願いします。


『インターペット』は、第1回は幕張メッセの半ホールからスタートしましたが、2014年には、東京ビッグサイト1ホールに成長。
そこで、若い人たちに後を任せ、広報担当にまわりました。
今年は何と、ビッグサイトのホールを4つも使う、日本最大のペットイベントに成長してくています。
もうすぐ開催になりますが、詳しくことはウェブで見ていただければと思います。
よかったら愛するペットたちと遊びに来てくださいね!
・一般来場者用公式HP→http://www.interpets.jp/public/
・ビジネス来場者用公式HP→http://www.interpets.jp/
・公式フェイスブックページ→https://www.facebook.com/Interpets/
ビンゴは、インターペットの第2回目もカミさんと元気に遊びに来て、僕を励ましてくれ、10歳のお誕生日も一緒に日光へ旅行してくれました。
そしてその旅行から10日程の後、カミさんと僕に見守られて、眠るように天に召されて行きました。
癌の宣告から、4年も頑張ってくれたんです!
そりゃ、年甲斐も、臆面もなく、カミさんと泣きじゃくりましたよ。
月並みですが、幸せな生活に、ポッカリと、大きな穴が空いちゃったんですから。
喪失感、ハンパないし。でも、その時に、カミさんも僕も、ビンゴにこう語りかけてました。
ありがとう!
そう思ったら、いつまでも悲しんでるのは、かえってお空のビンゴを不安にさせるんじゃないかって思えて。

そしてドリムくんとの出会い


翌年、弟分のドリムを迎える時には、よく言われる罪悪感は全くなかったですね。
ビンゴとは正反対で、真っ白で、とっても活発な、暴れん坊将軍ですが、他人や他のワンちゃんたちに決して迷惑をかけず、仲よくできるところだけは、ビンゴ兄ちゃんから引き継いでくれたみたいです。
ドリムとの生活については、僕個人のフェイスブックに時々アップしているので、「ビンゴとドリムの父ちゃん」で検索して、よろしければ覗いてみてください。
愛犬家の皆さまでしたら、お友達申請大歓迎ですので。

次のいぬとものご紹介をお願いします


最後に、お友達ですが、「ワンダウェイ」の大石かおりさんをご紹介します。
ユニークなマナーグッズを制作・販売している、知る人ぞ知るブランドさんですが、彼女らの真摯なモノ創りの姿勢に大変感銘を受けています。
『インターペット』立ち上げからお付き合いいただき、今後は僕の介護を引き受けていただけると聞いておりますので・・・(笑)